一度ついてしまった生乾き臭って、
通常のお洗濯ではなかなか落ちにくいですよね。
そんな時に試してほしいのが、「煮洗い」です。
あまりの落ちっぷりにびっくりしますよ!
煮洗いとは
「煮洗い」とは鍋に洗剤と洗濯物を入れて、
グツグツ煮る洗濯法で、昔から行われていた洗濯方法です。
◇準備するものは?
・大き目のホーローかステンレス製の鍋
・粉せっけんや重曹
・トングや肌の弱い人は手袋
これだけです。
アルミの鍋は、せっけんや重曹のアルカリ性に弱いので
変色や腐食をしてしまいます。
洗剤は液体石鹸でもOKです。
ただ、粉末の方が効果が高いと言われています。
◇洗える生地は?
綿とリネンだけです。
シルクやウール、化学繊維などは生地が傷んでしまったり、
シワがひどくなったりするので、避けたほうが良いです。
熱に弱いプラスチック製のボタンなどが付いた服や、
おしゃれ着などもやめましょう。
◇「煮洗い」って何が良いの?
・60℃以上のお湯だと、洗剤の洗浄力がアップします。
・洗濯物を煮るので、
臭いの原因になっているたんぱく質汚れをきれいさっぱり落とし、
さらに殺菌までしてくれます。
・粉せっけんだけでも真っ白になるので、
赤ちゃんの肌着や、肌が弱い人の下着などに良いです。
・しかも、簡単。
ちょっとやってみたくなりませんか?
漂白剤を使った効果的な煮洗いの方法
粉せっけんや重曹だけでも十分きれいになるのですが、
漂白剤を合わせて使うと、頑固な汚れでもきれいになります。
この時使うのは「酸素系漂白剤」にしましょう。
塩素系漂白剤は生地が傷んでボロボロになるのと、
臭いがきついのでやめた方が良いです。
粉末漂白剤でも液体漂白剤でも良いのですが、
粉末の方が強力です。
いろいろ調べてみたところ、
粉末の酸素系漂白剤は粉せっけんと一緒に使うと、
化学反応の関係で、役に立たないという意見と、
一緒に入れて洗ってもきれいになったという
2通りの意見がありました。
ただ、漂白剤メーカーの注意書きに
粉末・液体共に「熱湯では使用しないこと」と書いてあったので、
グツグツ煮ない方が良いと思います。
ただ、50℃前後の温水で漂白剤は最大限の効果を発揮するので、
お湯は使いましょう。
◇漂白剤を使った洗い方
①粉末石鹸+酸素系漂白剤
1.鍋にたっぷりと水をはり、火をかけます。
水の量は洗濯ものと、洗剤の泡が吹きこぼれないように加減します。
2.お風呂より熱いぐらいになったら、
洗剤と漂白剤をメーカの指示に従った量を入れて、トングなどでよく混ぜ、
洗濯物を入れます。
3.温度が下がらない程度に弱火にかけて、
10分から30分、汚れ具合を見て煮ていきます。
ときどき、トングで混ぜましょう。
4.水でよく洗います。
再度、お湯だけで軽く煮ると、粉せっけんが良く落ちます。
5.洗濯機の、すすぎ→脱水コースを選択。
終了後すぐに干します。天日干しなら更に殺菌されます。
②酸素系漂白剤のみ
基本的には①と一緒です。
4の工程は、水洗いだけで良いと思います。
まとめ
洗濯物の臭いや黄ばみが、こんなに簡単に落ちるなんて驚きでした。
煮洗いのお鍋は専用のものを用意した方が良いですね。
手始めに、ハンドタオルやふきんあたりからやってみてはいかがでしょうか。