最近、通販番組でよく見るセラミックフライパンが気になっています。
まっしろな見た目がおしゃれですし、
息を吹きかけただけで
薄焼き卵がペロリンとはがれてしまうインパクトにやられました。
しかし、ネットを見てみると
焦げないのが売りのセラミックフライパンの口コミに
多数の「焦げた」との声がありました。
安くはないフライパンなので、
購入前に調べてみることにしました。
セラミックフライパンに焦げがつく原因
セラミックフライパンは金属のフライパンにセラミックコーティングをしたものです。
セラミックの特徴として、「硬い」と「熱に強い」があげられます。
これは、セラミックが樹脂ではなく、
ガラスや陶器などと同じ焼き物の部類に入るからです。
では、なぜ熱にも強いセラミックフライパンが焦げ付いてしまうのでしょうか。
①使用前に油を引いていない
セラミックの表面には目には見えない極小の穴が無数に開いているので、
油でコーティングしてあげないといけません。
②火加減が強すぎる
熱に強いセラミックですが、
急激に温度を上げるとコーティングがはがれてしまうそうです。
ガラスに熱湯を入れると割れてしまう感じでしょうか?
常に中火以下で料理をしないといけないそうです。
③金属製の調理器具を使っている
傷に強いと言われているセラミックフライパンですが、
傷がつくとコーティングがはがれる原因となるので、
木べらやシリコン製など樹脂製の調理器具を使った方がよさそうです。
効果的な焦げ付き対策
セラミックフライパンをまっしろなまま使い続けるには
どうしたらよいのでしょうか?
◇使用前には必ず油をなじませる
買ったらまず、
- 中火に30秒かけてフライパンを温める
- 大さじ1の油を入れてキッチンペーパーなどでなじませる
と良いそうです。
このとき、軽くなでまわすようにするのではなく、
ゴシゴシ刷り込むようにすると良いそうです。
ふちまでまんべんなくなじませましょう。
この作業は月に1回やれば良いそうですが、
食洗機を使っている人は毎回やらないといけないそうです。
◇火加減に気を付ける
これは中火以下で料理するしかなさそうです。
火加減が細かく調節できるコンロなら良いですが、
慣れるまでは難しそうですね。
弱い火力でも、フライパン自体の熱伝導が良いので、
しっかり熱は入るようです。
◇傷を作らないようにする
コーティングを守るために、
金属製の調理器具やクレンザーなどの研磨剤、
たわしや研磨粒子入りのスポンジなども避けたほうが良いですね。
◇急激な温度変化に気を付ける
空焚きや強火にかけるのはもちろんですが、
意外と調理し終わった後汚れを即落としたくて、
水道水をかけてしまうことがあります。
それもコーティングがはがれる原因となるので、
熱いうちに汚れをキッチンペーパーなどで拭く→冷めてから洗う
という手順にした方が良いです。
まとめ
意外と手入れに手間がかかり、
調理も慣れるまでに時間がかかりそうな気がしてきました。
それでも、上手に使いこなせば、
「焦げ付かない」「丈夫で長持ち」「軽い」とメリットも多いので、
手入れが苦にならない人は検討しても良いかもしれませんね。