皆さんは上手に洗濯できていますか?
私はできていません(笑)!
というのも、洗濯機から出して干していると、
必ず「あれ?薄汚れている?」て物が出てくるのです。
だいたいは小学生の息子の衣類ですけどね。
漂白剤使っているのに、なぜかしら?と思っているので調べてみました。
酸素系漂白剤とは
漂白剤には大まかに分けて3種類あります。
①酸素系漂白剤
②塩素系漂白剤
③還元型漂白剤
②の塩素系漂白剤はアルカリ性で、
漂白剤の中では一番強力です。
その主成分は次亜塩素酸ナトリウムで、
ノロウイルス対策の消毒剤としても使われるくらい強いです。
その強さで、染料まで漂白してしまうので色柄物の洗濯には不向きです。
③の還元型漂白剤は鉄分や赤土による黄色い染みを落とすのに使われます。
①の酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤ほど強力ではないので、
色柄物にも安心して使えます。
と、洗濯には酸素系漂白剤を使うことは知っている人も多いですよね。
でも、漂白剤の売り場で「液体と粉末、どちらを使えばよいの?」
と疑問に思ったことはありませんか?
私は「繊維に染み込んで漂白してくれそうだから」との理由で
液体漂白剤を使っているのですが、
汚れが落ちていない原因はこれでした。
なんとなく粉末に水分を加えて液体タイプにしていると思っていたのですが、
成分表示を見ると全く違いました。
- 粉末の酸素系漂白剤:
主成分は過炭酸ナトリウム(水に溶かすとアルカリ性になる)
- 液体の酸素系漂白剤:
主成分は過酸化水素水(酸性)
液体タイプはいわゆる「オキシドール」と言われているもので、
洗剤と一緒に使うことで力を発揮します。
ただ、衣類についている汚れのほとんどが
汗や皮脂などのたんぱく質によるものなので、
アルカリ性である粉末タイプの、たんぱく質を分解する力を利用した方が、
よりきれいに落ちるそうです。
それなら粉末タイプがあれば十分!と思ったのですが、
粉末タイプにも弱点がありました。
アルカリ性なので、
動物性の繊維であるウールや絹に含まれている
たんぱく質にも作用してしまうため使えないのです。
なので、ウールなどについたシミや汚れは
液体タイプを使った方が良いです。
酸素系漂白剤の正しい使い方
液体タイプは表示通りに使えばよいので、
ここでは粉末タイプの場合を書いていきます。
粉末タイプの酸素系漂白剤は水に溶かさないと使えません。
溶かす時には40℃から50℃ぐらいのお湯が望ましいです。
お湯に溶かすと酸素と水に分かれるのですが、
この発生した酸素が汚れと結びついて分解してくれ、きれいにしてくれます。
①衣類を漂白・除菌する場合
お湯2Lに漂白剤大さじ1を溶かして、
30分ほどつけ置きして、洗濯機にかける。
②衣類を洗浄・除菌する場合
洗濯機を回すときに、洗面器などの容器にお湯で漂白剤を
溶かして入れてあげると効果が高まります。
水30Lに対して大さじ1が適量です。
ただし、ウールなどが一緒に入っているときは、
液体タイプの漂白剤を使いましょう。
まとめ
ピンポイントのシミなら液体タイプ、
浸け込んだり洗濯機を回す時に使うなら粉末タイプ
と使い分けることで、上手に漂白することができます。
ポイントはお湯を使うことですよ。
ぜひ試してくださいね。