今年も残すところ、
後1ヶ月程度と押し迫ってきています。
高齢者向けの施設も
正月のレクレーションを何にしようかと悩み始める時です。
正月は一番寒い時期なので、
高齢者に限らず健康な人でも外出を控えたくなるものです。
しかし、「寒いから」などと言って
デイサービスなどに行くのを止めてしまうと、
リハビリや認知症の予防に支障をきたしてしまいます。
増してや、一人暮らしの高齢者ならば、
体調不良を引き起こしたり認知症が進行したりします。
このようなことを防ぐためにも、
デイサービスでお正月に誰もが喜ぶ
魅力的なレクレーションを提供したいと考えると思います。
そこで、次の観点
・正月に適した高齢者のおススメレクリエーションとは?
・高齢者にはおススメできないレクリエーションはある?
について考えてみたいと思います。
正月に適した高齢者のおススメレクリエーションとは?
お正月に適した高齢者におすすめのレクレーションを
5つ程ご紹介します。
かるた
お馴染みの「かるた」です。
▼準備するもの
・A4サイズに拡大したカード:高齢者の方でも文字が見えるようなサイズ
・読み札:職員が読むので通常サイズ
・2色のお手玉:数は人数の倍。正月なので紅白の玉がおすすめですが、他の色でもよいでしょう
▼遊び方
・2チームに分かれて、対抗できるように利用者さんを職員が配置します
・床にA4サイズのかるたをばら撒きます
・職員が読み札を読みます
・利用者さんが該当するカードにお手玉を投げます
・カードに多くのお手玉が乗っていた方がカードを獲得する
お手玉が同数の場合、カードは残しておいて後で再挑戦してもらう
・最後は、カードをたくさん取っていたチームが勝ちです
2チームに分かる時に注意したいのは、
利用者さんが同じ人数になるようにしてください。
風船羽子板
通常の羽子板による羽根突きは難しく危ないので、少し工夫が必要です。
▼準備するもの
・風船:紙風船
・団扇:羽子板は角があり危ないので、紙風船の重さに負けない団扇
・シール:墨の代わり
▼遊び方
・1対1でも、2対2でもOKです
・座った状態で紙風船を団扇で打ち合います
・紙風船を打ちし損じたり、相手に紙風船が届かなかった場合は負けです
・負けた方の服や名札にシールを貼ります
何枚シール(3枚がおすすめ)を貼られたら、負けかを予め決めておいて下さい
負けたら終わりでなく、
利用者さんが皆さん楽しめるように組み合わせは工夫してください。
投げ福笑い
▼準備するもの
・福笑いのパーツ:画用紙などを利用して、福笑いの大きめのパーツをつくります
▼遊び方
・目隠しをしないで、福笑いになるように利用者さんに各パーツを投げてもらう
レベルの高い利用者さんの場合は、
目隠しをしてもらうのもよいですね。
二人羽織
▼準備するもの
・羽織
・食べ物:みかんやケーキなど二人羽織の定番でいいと思います
▼遊び方
・職員が行います。
注意点として、真剣でいながら、一つ一つの動作や声は
利用者さんにわかりやすいように行うことが重要です。
利用者の皆さんに見えるように、
広さにもよりますが、2組以上で行うとよいです。
おみくじで運試しゲーム
これは時間に余裕があれば、取り入れたらよいと思います。
▼準備するもの
・手作りのおみくじ:人数の倍の数程度
・かご:5個程度
・お手玉:一人ひとつ
▼遊び方
・おみくじをランダムになるようにかごに振り分ける
・一定の距離にかごをおきます
・利用者さんに順番にお手玉をかごに向かって投げてもらいます
・お手玉が入ったら、おみくじを引いてもらいます
・全員が引き終わったら、一斉におみくじをあけてもらいます。
おみくじは大吉から大凶まで作ってもいいですが、
それらの内容はできることなら
ポジティブな内容にすることをおすすめします。
高齢者にはおススメできないレクリエーションはある?
まず、自分が楽しくないと思ったレクレーションは避けましょう。
自分が楽しくと思っていると、
その気持が高齢者の利用者さんに不思議と伝わります。
リハビリは大事ですが、
あまり激しい運動するものも避けたほうがよいでしょう。
利用者さんには色々な人がおられるので、
それぞれの体力や筋力に合わせたものを考えることが大切です。
最後に、考えることと身体を動かすことなどの
目的や効果を何も考えないでレクレーションを決めないようにしましょう。
必ず、目的を持ったものを考えます。
最後に、いかがだったでしょうか。
お正月の楽しいレクレーションを考えるために
一助になれば幸いです。もっと楽しい遊びも考え出したいですね。