洗っても洗っても出てくるカビ。
皆さんカビの掃除には何を使っていますか?
実はカビ掃除には「過炭酸ナトリウム」が効果的なんです。
今回は過炭酸ナトリウムを使ったカビ取りについてご紹介します。
過炭酸ナトリウムでカビ取りの方法は?
過炭酸ナトリウムってあまり聞きなれないですよね。
初めて聞いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
過炭酸ナトリウムとは
炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)と過酸化水素が
2:3の割合で混在して出来たものです。
過炭酸ナトリウムは水に溶けると
炭酸ソーダと酸素に分解されるため
健康にも害がないという点も特徴のひとつです。
漂白・除菌・消臭効果があり、
様々な用途に活用できるとあって今特に注目されている成分なのです。
過炭酸ナトリウムがなぜカビ取りに効果的なのでしょうか?
過酸化ナトリウムは水と反応すると泡を出して活性酸素が発生します。
その活性酸素がカビなどに取りつき
細胞膜や細胞膜を酸化させることで
死滅させることが出来るのです。
過炭酸ナトリウムでカビ取りをするためにまずペースト状にします。
用意するものは
過炭酸ナトリウム:大さじ2、
重曹:大さじ2、
お湯(50℃):大さじ1~2。
重曹を混ぜることでペースト状にしやすくなるので
一緒に混ぜるのがオススメです。
過炭酸ナトリウムは50℃のお湯で溶かすことで
酸素が最も効果的に発生するといわれています。
お湯の温度が低すぎると酸素は少しずつしか発生しなく、
高すぎると一気に発生してしまうという傾向があります。
効果をしっかり出すためにも50℃のお湯を使用するようにします。
まず過炭酸ナトリウムと重曹を混ぜます。
そこに少しずつお湯を足していきます。
好みの固さになるまでお湯を加えたらしっかり混ぜ合わせます。
これで準備完了です。
ペースト状に出来たらなるべく時間をおかずに
気になる箇所に塗っていきます。
時間が経つと酸素が少なくなってしまうからです。
塗った上からラップを被せ1~2時間放置します。
時間が経ったら洗い流し、
最後にスポンジなどで軽くこすったら終了です。
過酸化ナトリウムを使う上での注意点とは?
過炭酸ナトリウムは素手で使用すると
手が荒れてしまう場合があります。
使用する際は必ずゴム手袋を装着するようにします。
また素材によっては過炭酸ナトリウムが使用できない場合があります。
使用する前に必ず確認してから使用するようにしましょう。
過炭酸ナトリウムは水に触れてしまうと
炭酸ソーダになってしまいます。
保管する場合、水がかからないように
ふたのある容器で保管するようにします。
また完全な密封状態で長時間放置すると
少しずつ過酸化水素が発生し、容器が変形する場合があります。
保管の容器には小さい穴などをあけておくと良いでしょう。
ステンレス以外の金属の容器に入れると
過炭酸ナトリウムと反応し変色したり
劣化したりする恐れもあります。
過炭酸ナトリウムの保管方法には色々と注意が必要なので
必ず保管方法を確認するようにしましょう。
過炭酸ナトリウムは使用しても独特な嫌なにおいなどもなく
、色々な面で安心して使用することが出来ます。
使い方もとっても簡単ですのでぜひお試しを!