秋の日本の季節行事と言えば、
十五夜=お月見を思い浮かべる方は多いことでしょう。
お月見に欠かせないのが、白玉粉でつくる月見団子です。
スーパーなどで買う方もおられるでしょうが、
家庭で子供たちと一緒に作るのも楽しいと思います。
そこで、今回は、月見団子の材料である白玉粉と
白玉粉を使った月見団子の作り方について紹介します。
食べるのに適している白玉粉で作る月見団子
まず、月見団子の材料となる白玉粉について解説します。
もち精白米を原料とした粉です。
寒ざらし粉とも言い、昔は、冬の厳寒のころに、
清水にさらしてつくられていたところから、
この名が付きました。
厳寒のころに作られたのは、
水を多く使うので、腐敗、発酵を防ぐためです。
現在では1年中製造されています。
また、大阪の河内にある歓心寺の名物だったので
歓心寺粉とも呼ばれました。
白玉粉の精製方法は、
・もち米を水洗いする。
・1~2日水に浸漬(しんし)し、吸水させる、
・それを、水をかけながら臼(うす)で摩砕する、
・ふるいにかけて水に浸漬する、
・毎日水を変えて撹拌と沈殿を繰り返して精製する、
・この沈殿物を袋に入れて十分脱水する、
・その後、乾燥して塊を砕き製品とする、
となります。
良質のものは白色で光沢があります。
主な成分はデンプンですので、
ただの糯粉(もちこ)よりも蛋白質,脂質,繊維が少なく、
消化がよく、特有の風味を持っています。
白玉粉は他の米粉と比べて、粒子が非常に細かいため、
月見団子などにしたときはツヤツヤした見た目になり、
舌触りも滑らかになります。
作り方
白玉粉を使った月見団子(白玉)の作り方を説明します。
(1)白玉粉に水を加える
(2)耳たぶくらいの固さにこねる
(3)小さく丸めて手のひらで軽く押さえて平たい団子にする
(4)沸騰した湯に落としてゆでる
(5)浮き上がってきたら、冷水にとって冷やす
(6)ザルにあげて水けを切る
彩りを美しくするために、
食用色素などで着色するのもいいです。
好みもありますが、だんご粉と白玉粉を組み合わせると
尚おいしくなるという情報もあります。
ググった情報で、もっとおいしそうな団子を作れると良いですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
白玉粉と月見団子の作り方について説明しました。
ちょっとググルだけでも
たくさんの月見団子のレシピが出てきますので、
自分が気に入ったレシピを見つけて、
子供たちとワイワイいいながら作るのが楽しいと思います。
ぜひチャレンジしてみて下さいね。