地域によって「めばちこ」や「めいぼ」などと呼ばれる
「ものもらい」
学術的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」といいます。
目の周りを清潔にしていても
繰り返し「ものもらい」ができてしまうことがあります。
実は、日常のストレスや疲れが関係しているかもしれません。
人生で1度くらいはなったことがあると思います。
あの何ともいえない目が痛がゆい症状は嫌なものです。
それでは、「ものもらい」の原因のひとつである
ストレスや疲れとの関係について考えて見ます。
■まずは小さなストレスから解消しよう!
「ものもらい」の種類は大きく分けると、
・麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
・霰粒腫(さんりゅうしゅ)
の2種類です。
そのうち、麦粒腫は「黄色ブドウ球菌」と言われる、
人や動物に常在している菌が原因となる「ものもらい」です。
なお、この菌は人の皮膚表面、毛穴、
特に鼻腔内に多く存在しています。
しかし、免疫力が強い健康な状態の人は、
皮膚表面や鼻腔などで菌が増殖しても
発病にはいたらないことがほとんどです。
問題なのは、免疫力が弱まっているときに
目の傷口やまつげの生え際などから
黄色ブドウ球菌が侵入した場合です。
免疫力が弱まるのは、ストレスや疲れがひとつの原因と考えられます。
したがって、免疫力の強さを維持するには、
日ごろから気をつけて、小さなストレスを残さないように、
休養と質のよい睡眠、そして、笑うこと
などを心がけるようにするのが良いでしょう。
■日々の生活でできるストレス発散方法
日々の生活でできる比較的簡単なストレス発散法を6つ紹介します。
・ぬるま湯で入浴
入浴をすることによってリラックス効果が高くなるため、
ストレス発散できます。
特に、ぬるま湯での半身浴をお勧めします。
・笑うこと
人は笑うことで免疫力が30%アップすると言われていますので、
笑うことも良いです。
大きな声なら尚良いです。
・質の良い睡眠
脳がリフレッシュすると、
ストレス耐性が高まり免疫力が上がります。
・趣味などで気分転換
旅行、音楽鑑賞、適度な運動など
あまり深く考えずに自分が夢中になれることをすることで
リフレッシュできます。
ただし、お酒やギャンブルなどは逆効果ですので、避けるのが良いでしょう。
・深呼吸
ストレスや疲れが溜まると呼吸が浅くなるので、
落ち着いて深呼吸をするのも良いです。
・親しい人との会話
友人や家族などの親しい人に
自分が日頃持っている悩みや不安を話してみるということも
ストレス解消におすすめです。
その他にも解消方法があると思いますので、
自分にあったものを見つけてください。
「ものもらい」のひとつの原因として、
ストレスについて考えてみました。
健康な状態であれば他愛のない「黄色ブドウ球菌」も
免疫力が弱まることで感染してしまうことがあります。
目や手を清潔に保つだけでなく、
規則正しい生活と休養を心がけて、
細菌に負けない免疫力をつくるように日頃から気をつけましょう。